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株式会社ウィナス

氏 名
浜辺 拓
出身地
札幌市
出生年
1976年2月2日
出身校
日本大学
趣味
ゴルフ
休日の過ごし方
ゴルフ、旅行、温泉
現在の仕事の魅力と苦労
トータルプロデュースをコンセプトに事業展開しているので、
常に業務内容が進化していく点が魅力です。
そのため、提案型思考ができる人材の教育と経験を積むことが
必要なことに苦労はしています。

子供時代~学生時代
サッカー、バンド、少々の勉強と少々の悪事という日々を送っていました。
社会人時代
起業をすることを前提に新卒で光通信に入社し、インターネット事業の企画、経理・財務の業務に携わりました。2社目のザッパラスでは、新規事業の立ち上げという事で、お声掛け頂き、プロジェクトに参画し、サービス企画/財務分析を経験後、ソリューション営業部にて、統括部長としてザッパラス初のBtoB事業を立ち上げました。
起業したきっかけ
学生の頃から漠然と「社長になる」という姿を描いていましたが、ザッパラスにてモバイルソリューションの事業立ち上げの過程で、ソリューションビジネスの普遍的成長の可能性と社会への本質的な貢献を感じ、起業しました。タイミング的には、ザッパラスが上場直前期という事もあり、事業戦略や戦術より「上場準備の為の動き」が優先された時期でもあったので、良いタイミングと判断しました。

御社の事業内容や特徴を、具体的に教えてください。

 弊社の事業には、大きく分けると売上げの7割を示しているBtoBのソリューション事業と、BtoCのコンテンツ事業の2つがあります。
 事業コンセプトは「トータルプロデュース」です。一見、このような事業内容だと開発や制作の会社だと思われがちですが、弊社は企業の課題をITで解決する「プロデュース会社」という意識で行っています。分かりやすくいうと、集客や売上、顧客満足度などのお客様の課題に対して必要なシステムを構築したのち、運用し、マーケティングすることで分析します。その結果を基に、さらに提案して進化させていきます。たとえば、ユーザー数を増やすために提案した企業様にユーザー数が増えてきたら、次は満足度を上げるための提案をします。俗にいうPDCA(Plan-Do-Check-Act)をトータルで行なっているのです。
 弊社の特徴を申し上げますと、生意気に聞こえるかもしれませんが、「我々を下請けだと思うなら、うちに発注しないでください」とクライアントに伝えます。クライアントが何かの分野でプロであるように、我々はモバイルソリューションのプロですから、パートナーとして参画することで、クライアントの利益を出します。だから、「どこよりも安くやります」とは言いませんし、「黙ってやれ」というスタンスのクライアントとは仕事をしません。もちろんその分、絶対的な責任と成果が求められますが、ほとんどのケースで結果を出してきました。すると、クライアントから「こうしたい」という要望や、我々から「こうしましょう」という要望を出すかたちで、次に繋がります。
 ITベンチャー同士の取引が多いと言われるなか、弊社のお客様は99%大手企業で、なおかつ9割以上が代理店を挟まない直接取引です。

御社が数多くの大手企業と直接取引ができるのは、なぜですか?
 弊社には、提案企画力に絶対の自信があります。
 消費者がなにを求めているか、それに対するデータや経験を集約し、解決策を徹底的に練り上げます。場合によっては他社の事例や実績も使い、納得がいくまで提案します。
 最近の例ですと、2012年の4月オープンしたJALさんのモバイル・スマートフォンサイトです。コンペのときにPCよりもモバイルやスマートフォンからの予約が増えているという導線をしっかりと掴むことが出来たため、マーケット状況や消費者需要から、データや実績・経験など全部きちんと提案しました。その結果、我々の提案企画力と技術力を両方評価していただき、コンペで勝つことが出来ました。そのほかにも、スーモさんやTBSさんなどのお客様にもプロデュースさせて頂いて、ほとんどの企業で結果を出しています。
実績が出るまで大変かと思いますが、創業から苦労したこと等をお聞かせください。

 確かにいまは実績が実績を、仕事が仕事をよんでいますが、設立当初は大変な状態でした。実は、設立して1ヵ月半で残金が50万円を切ってしまったのです。その時はさすがに、「潰れるな」と思いました。でもそれをきっかけに、本当に大切なのはスキームやビジネスモデルよりも誠実に足を使って動くことに気づき、前職から残った変なプライドを捨て、そこから1年間は私自身が動き回りました。
 すると、ポッカコーポレーションさんから仕事を頂けました。といっても、内容はメルマガのライティングで、価格は月2万程度。仕事を頂いた後も、その仕事で終わらずに提案を重ねました。少しずつ信頼を得ていくうちに仕事の内容も大きくなっていき、最終的には月1000万円の仕事をするようになりました。そのときは「販促プラットフォーム」作りをしました。
 ポッカさんは、日本で初めて缶コーヒーを作った会社であることからも分かるように、物作りへのこだわりが非常に強い会社ですが、それが消費者に伝わりきれていませんでした。そこで、ポッカファンが現れるようなプラットフォームを作ったのです。重要なのは、そこで得られたものをデータベース化すること。なぜなら、これを分析することで、さらに様々な形のプッシュ型販促に繋げることが可能になるためです。
 この仕事がきっかけで「ポッカの仕事を引き受けたのはどこの会社だ」という問い合わせを頂くようになり、営業などしなくとも舞い込んでくる仕事で手一杯な状態でした。

御社が成長と遂げ、実績が出てきた後の戦略を教えて頂けますか。
 人を育てる組織を作るようにしました。一度、数億まで売上げを伸ばしたのですが、限界があると気づき、そこから3、4年をかけて、教育や採用などの形で組織をつくりました。売上げや利益は一旦下がりましたが、一人が仕事をこなせる数が増えてきたため、その後ずっと黒字を維持できました。当然、営業マンも増えましたから、新しい仕事を受注し、良い循環にもなりました。言い方を変えれば、人の教育は先行投資ということです。
具体的に、御社ではどのような人材を育てようと考えておられますか。
 「こういうことをやりたい」と社員が社内起業のような形で立ち上がっていく集合体にしていきたいと考えています。
 いままでは社員から企画が上がってくると、私が荒いところや甘いところに手直しをして、ある程度の形にしてから返していました。しかし、上から命令された事業と自分で考えた事業とでは全く違うため、ゆくゆくはすべて社員同士でできるようになって欲しいです。
実際に社員が提案して実現された企画はありますでしょうか。
 実は2012年から、すでに2つ提案が事業化されました。
 1つは、現在はサイト改修中ですが、梅酒専門の通販サイトです。全国各地の様々な梅酒が購入できるサイトで、今後はベース、産地、甘み、酸味を自分で調合し、オリジナル梅酒を作れる企画も検討しています。
 もう1つはソーシャルデバッグサービスです。デバッグというのはシステムやサービスのテストのことですが、非常にやっかいな工程のため、大手企業なら何千万円をかけて外注しますが、現状そうではない企業も多いのです。そのため、社員が分担して社内でデバッグを行うことになりますが、それでも量は限られてきますし、企業内でデバイスを統一していると他のデバイスでのテストができません。そこに目をつけて、Facebookなどのソーシャルサービスで人を集めて、多種多様な人とデバイスでチェックができるような組織化と仕組化を行いました。また、このケースでは、新たな市場も開拓できました。ソーシャルゲームなどの場合、インターフェイスに対するユーザーの使い心地などの情報は非常に高いニーズがあるため、デバックだけでなく、そういった情報をすくいあげるマーケティングとしても展開しました。
2つの事業が実現したということは、社内起業の精神が社員にも浸透しはじめているということですね。
 そうですね。自分で立ち上げたものには愛情をもちますから、育てていくことにも一生懸命になります。収益を上げることももちろん大切ですが、その過程で物作りの喜びや苦しみをしることが強みになるのです。また、自分自身で体感したことは、嘘偽りなく周りに伝えることができますから、自ずと企業文化になるでしょう。社名の「ウィナス」は、「With INexhaustible ASpirations」の頭文字をとった造語です。これは「尽きることのない向上心」という意味があります。弊社は社員一人一人がこれを持ち、次を見据えているのです。
今後のビジョンをお聞かせ願えますか。
 「エンターテイメントの総合流通業」という大きなビジョンがあります。人々に喜び、楽しみや感動を与えるといったエンターテイメントを、我々が新たに価値を創造して、世の中に流通させていくことを目指しています。
 ビジネスのスキームよりも、「人」は一番重要です。ウィナスで働いている社員、もしくはその周りのステークホルダーが本当に幸せにならなければ、会社としての意義がないと考えています。
 ウィナスがやらなければいけないこと、社会に意義あることは、「価値の創造」と考えていますので、そういった“価値の創造”をしていく企業を目指します。逆に“価値の創造”に繋がらないことはやりません。

Company Data

株式会社ウィナス

● 事業内容
・スマートフォンソリューション事業
・スマートフォンコンテンツ事業
・スマートフォンコマース事業
・スマートフォンメディア事業
● 設 立
2004年2月
● 従業員
40人
● 資本金
3,000万円
● 住 所
〒171-0021
東京都豊島区西池袋1-5-3 
エルグビル4F
● URL
http://www.winas.jp/

Corporate website

株式会社ウィナス

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